命の学習 〜萩園中学校〜
R3年5月28日、茅ヶ崎市立萩園中学校へ「命の学習」で出張講座を行ってきました。
本当は3月に予定していたのですが、コロナウィルスの影響(緊急事態宣言)で延期となっていました。今回、年度は変わってしまったのですが、無事に開催することができました。
今回は中学校2年生(約160名)が対象だったので、どんな話が響くだろうか?感染予防対策をしながら体験学習ができるだろうか?など色々スタッフで相談しながら臨みました。
講師は山田・沓間、サポートは岡橋・西村・三浦で参加しました。
当日は、コロナ対策として、先生方にもご協力いただき、マスク、席の間隔、手指用毒、換気など会場の配慮をしていただきました。
生徒さん達は、(意外にも!)こちらの声かけに対しても良く反応してくれて、自分から率先して前に出てきてくれ、妊婦体験ジャケットを着てくれたり、赤ちゃん人形の抱っこをしたりしてくれました。
受精から生まれてくるまでの話を通して「あなたの命は奇跡」であって、「生きる力を持ってうまれてきてくれた」ということをお話しました。
今回はパワーポイントも使用しながら、お腹の中の赤ちゃんの成長やお産のお話をしました。そして最後に自宅出産の方のお産のDVDを鑑賞しました。
みなさんとても真剣に聞いてくれていた様に感じました。
生徒さんからの質問タイムでは、「陣痛っていつくるんですか?」「助産師って男でもなれるのですか?」「なんで助産師になったのですか?」などなど、色々興味を持ってくれた事が嬉しく感じました。
休憩を挟んで、後半は体験学習を行いました。
普段であれば、希望する人みんなに妊婦ジャケットも着てもらっているのですが、今回は立席せずに、新生児人形の抱っこ、聴診器を用いて自分の心音の聴取をする体験のみの実施でした。
先生方には人形に触れる前に手指消毒をしたり、一回ごとに聴診器消毒してもらったり、様々なご協力をいただき、本当にありがたかったです。
今回は赤ちゃん連れで参加してくれたスタッフもいたのですが、やっぱり本物の赤ちゃんが一番人気の様子でした。「かわいい〜!」と近付いてきてくれたり、自分の生まれた時の話をしてくれた生徒さんもいました。
いのちの学習全体を通して、みなさん、集中して参加してくださった様に感じました。
先生方が、要所要所で盛り上げて、良い雰囲気を作ってくださったのも本当に助かりました。
生徒さん、先生方、関わったスタッフみんなの協力のおかげで無事終了できたことに感謝します。
中学生は、思春期に入り心も体も揺れ動く時期。いろいろな課題に直面する時期かと思います。
まず自分自身を大切に、それから他の命も大切に。
大切にするってどうしたらいいのか・・・子供達の手助けにほんの少しでもなれるように、今後も湘南助産師会として活動していきたいと思います。
以下、今回頂いた感想の一部です
=生徒さんより=
・「改めて命の大切さに気づいたし。生きるだけで100点という言葉がすごく
印象に残りその言葉に救われた」
・「赤ちゃんやお母さんのすごさをあらためて理解できた」
・「話を聞くだけではなく、わかりやすい説明と体験があってよかった」
・「助産師さんや本物の赤ちゃんや妊婦さんがきてくれて丁寧に話してくれた」
からよかった」
=先生方より=
・「性教育と命の授業は別のものとしてとらえたい。いのちの授業で考えるなら
ば今のままの内容でいい。」
・「授業や効果を越えて全体で命の大切さについて学べたのが良かった。例が具
体的でイメージしやすい。」